独立起業と独立開業成功の鉄則
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起業独立・起業開業の成功のポイント 成功思考 無いものねだりをせずに、手持ちの駒に目的を合わせる。 ビジネスをしていると「もっとお金があったら・・・。」「もっと協力者がいれば・・・。」「もっとちゃんとした事務所があれば・・・。」「もっと有能な社員がいれば・・・。」「もっと能力があれば・・・。」「もっと人脈があれば・・・。」と、現状を嘆いてしまうことがあります。 でも現状の手持ちの資金、設備、人員「以外」の手段に成功の原因があると考えると、目的と現状との間に「手段の獲得」という段階が必要になります。この場合、目的達成のためには余計な時間とお金と労力が必要になります。 簡単な例で言うと「資格さえあればビジネスが上手くいくのに・・・。」と考えてしまうと、ビジネスの目標を達成するためには「資格取得」という目標が発生し、まずそれをクリアしないと次に進めなくなります。つまり資格取得に向けての時間と資金と労力が必要になります。でも、資格を取得したとしても「資格取得」自体は「最終目的」ではありませんから、資格を取得した後に再度「ビジネスの目標を達成するためにはどうすればよいか?」を、やはり考えなくてはならなくなります。 つまり「もっと、あれが有れば・・・幸せになれるのに。」「もし、これが有れば・・・成功できるのに。」というのは青い鳥を追いかけるのと同じです。こういう思考を続ける限り目標を実現するのは難しくなります。私自身の経験から申し上げて、「今、自分がもっている手段で達成できる目標」を考えることや「今、自分がもっている手段でも目標を達成するにはどうすれば良いか。」を考えることが最短・最効率の成功への近道です。 私は起業してからずーっと「カタログさえあれば・・・。」「事務所があれば・・・。」「人の多いところに開けば・・・。」「資金があれば・・・。」「人がいれば・・・。」「FCに加盟さえすれば・・・。」「あの資格を取れば・・・。」と、その時点では私には無いものばかりを追いかけていました。そして、資格もいくつか取得しましたし、カタログも作りました。借り入れもしました。FCにも加盟しました。事務所も変えました。設備投資もしました。人も雇いました。でも、結果として私の目的は全く実現されませんでした。 その後、様々な気づきときっかけと巡り合わせが重なって、その時点の自分が所有している「手段」だけで新たなビジネスを立ち上げざるを得ない状況になりました。そして、そのビジネスは軌道に乗り、結局、1年もかからずにそれ以前の何十年間分の利益をはるかに上回る大きな利益を生み出しました。カタログが無くても、事務所がなくても、人の多いところではなくても、資金がなくても、人がいなくても、FCに加盟しなくても、資格が無くても・・・それでも、ビジネスを成功させることは可能だったのです。 もし、あなたが「○○○があれば成功できるのに・・・。」と考えているのなら、一旦そのことを忘れましょう。そして、今の時点でのあなたの手持ちの駒を調べてみる事をお勧めします。「話すのが得意な人」はそれを使ってください。「文章が得意」な人はそれを使ってください。「営業が得意な人」はそれを使ってください。「計算が得意な人」はそれを使って下さい。「映画が好きな人」「食べることが好きな人」はそれを使って下さい。「絵の好きな人」はそれを使ってください。「人脈がある人」はそれを使ってください。「ペットが好きな人」はそれを使ってください。「研究が好きな人」はそれを使ってください。「教えることが好きな人」はそれを使ってください。「資金が無い人」はその境遇を使ってください。「パソコンが好きな人」はそれを使ってください。「ゲームが得意な人」はそれを使ってください。「工場がある人」はそれを使ってください。「社員が既にいる人」はそれを使ってください。「事務所がある人」はそれを使ってください。「店舗がある人」はそれを使ってください。無いものは利用できないのです。今有るモノ・コト・ヒト・情報・知識・経験・金を組み合わせて、加工し、付加価値を付け、切り口を変え、売り方を変えること、それが成功への近道です。 自分で決めた自分の枠 サーカスの象は子供の頃に杭にロープでつながれるそうです。子象はロープの長さである半径数メートルの円内が生活範囲となります。その円内で過ごすうちに、子象は「自分はその範囲の外に出ることが出来ない。」と思うようになるそうです。そのため象が大人になってロープをはずしても、その範囲より外には出なくなるという話を聞いたことがあります。だからサーカスで舞台に登場する象はロープをはずしても観客席に飛び込んで来ないのだそうです。 人間にも各人に枠があります。「自分はこの程度だ。」と思うとその枠の外に出なくなります。または出られなくなります。枠の外に出てもいいのに、自ら出なくなります。「あなたはその中で一生過ごしなさい。その枠の中で生きて行きなさい。」と言われたことのある人はいないはずですが、勝手に自分で自分の枠を決めて、その枠の中で生きて行きます。この枠は親や先生、友人、上司、同僚、家族、社会等の影響を受けて少しずつ少しずつ強固になってゆきます。 ある時に、象が「この枠の外に出て、思う存分走り回りたいなあ。自由に生きたいなあ。」と言うと、周りにいる象は「やめなよ。」「出来ないよ。」「無理だよ。」「リスクが大きいよ。」「俺達はここで一生を過ごすんだよ。」「ここで一緒にいつまでも仲良くしていようよ。」と言います。 あなたの枠はあなたにしか取り除くことはできません。(自らの意思に反してその枠を取り除かれる時もあります。それは病気やリストラ、失敗、倒産、失恋、近しい人との死別といった形で現れることもあります。)今あるものを捨てて枠を飛び出すことによってしか見えないもの、気がつかないこと、得られないものがあります。もし、自分の枠に気が付いていて、枠の外に飛び出したいのなら、勇気をもって枠から飛び出してください。あなたの走り回れるフィールドはあなたが考えている以上に広大です。 誰を信じるのか。自分か他人か。 一般的に何か大きな決心をして前に進もうとすると、周りの人の多くは反対し、その行動を止めようとします。私が28歳で会社を辞めた時、周りの人は皆反対しました。業種を転換した時、周りの人は皆反対しました。パソコンスクールを始めた時、周りの人は皆反対しました。アイデア商品の販売を手がけた時、周りの人は皆反対しました。通信ビジネスを始めようとした時、周りの人は皆反対しました。株を始めた時、周りの人は皆反対しました。田舎暮らしを決めた時。周りの人は皆反対しました。インターネットビジネスを始めた時。周りの人は皆反対しました。 「やめたほうがいいよ。」「リスキーだよ。」「せっかく今までやってきたのに。」「今からやってももう遅い。」「出来ないよ。」「無理、無理。」「誰もやってないよ。」「保証が無いじゃないか。」「夢みたいなことを言っているんじゃないよ。」「現実はそんなに甘くないぞ。」「おまえにはそんな能力はないよ。」・・・いつでも言われることは大体同じです。 もちろん彼らの多くは私のことを心配して言ってくれています。でも、私が欲しいものは私にしか分からないのです。あなたが欲しいもの、あなたが人生で得たいものは、あなたにしか分かりません。だから自分の人生は自分で決めてください。他人にはあなたの夢は見えないのです。あなたは間違いなく成功します。問題は最後までそれを信じられるかどうかです。他の人が全てあなたに「NO」の烙印を押しても、最後の最後に「自分で自分を信じられるかどうか」です。 「私は自分に自信が無いから・・・。」「どうすれば自信が持てますか。」という方がいます。自信が無いのはあなただけでしょうか?それでは、あなたの行動を止める周りの人の中で「自分に自信を持って、自分の人生を歩んでいる人」はいますか?不安や、恐れ、迷いの中で正解の選択肢を知っている人なんていないのです。 多くの人は単に自分ではやったことが無いので「やめたらどうですか。多分、出来ませんよ。」と言っているだけなのです。 成功哲学を体系化したナポレオン・ヒル博士は次のように言っています。 「多くの人々が失敗してしまったのは、善人ではあるが無知な人たちによって自信を喪失させられたからである。」 誰も信じなくても、最後の最後まであなたはあなたを信じてください。 到達地点と期日 私は何事にも「到達地点」と「期日」を明確に決めるようにしています。この2つが決まっていれば多少の紆余曲折と到達時期の時間の前後はあるにせよ、必ず目的地に立つことができると信じています。 「どこに行くのか」「いつまでに行くのか」が決まっていなければ、どこにも行きようがありませんし、出発もできません。目的地を定めず無目的に歩き出し、時期も定めずに歩き続け、道の途中で経験する様々な出来事から学び成長する、というのも一つの生き方だとは思いますが、起業するからには人生の中で到達したい目的地や時期があるはずです。手に入れたいものがある場合には「到達地点」と「期日」の明確化が必要です。 何をするにしても、どんな些細なことであろうと「目標」と「期限」を決めてから動き出すようにしてみてください。 例えば午前中に処理する仕事がある場合にも、その仕事の目的は何か、何時までにどこまで処理するのか、何時から休憩するのかを決めてください。それから実際に仕事に取り掛かります。そしてそのとおりに行動します。 本を読む場合でもまず読む目的と、完了時間を決めてください。 それから本を読み始めます。 これを習慣化すると自分の人生において何事も無目的・無期限で物事を処理することが出来なくなります。そして自分の人生と時間を自分でコントロールしていることに気がつきます。これが習慣化されると、多少の紆余曲折と達成時期の前後があったとしても必ず目的は自分の力で実現出来るようになります。 競争目標と攻撃目標の分離 一般的な考え方として「弱い競争相手を相手にして勝つ」より「強い競争相手を相手にして勝つ」方が「偉い!」と思われます。一方、現代でも多くの経営者に影響を与える戦略家・思想家である孫子は「優秀な将はまず戦わずして勝つことを考える。次に勝ち易きに勝つことを考える。」と言っています。どちらが起業家にとっては正しい戦略なのでしょうか。 ビジネスは数ヶ月の短期決戦ではなく、数年〜数十年続く長期的で継続的な戦いです。しかも複数の競合企業を相手に戦います。このような長期戦・複合戦の場合には、人材、資金、情報、技術、能力といった経営資源で劣る中小零細企業が強い競争相手に勝ち続けることはとても難しいことです。さらにビジネスでは「強い相手に勝った」からといって利益が出るとは限らない場合があります。勝っても勝っても利益を減らす「消耗戦」もあります。 起業家のビジネス上で目指すものは「継続的な利益を生み出す」ことです。決して「強い相手に勝つこと」ではありません。会社員であれば強い競争相手に一時的な勝利を収め、短期的な成績を上げれば誉められて、昇進することもあるかもしれません。でも起業家は「勝って」も「利益が出ない」のではその企業の存在意義がなくなってしまうのです。 起業家であるあなたは「継続的な利益を生み出す」必要がある事を常に肝に銘じてください。そのため優先戦略は「戦わずして勝つ。勝ち易きに勝つ。」ことであることを常に意識してください。「将来はあの企業のような立派な会社にしよう。」という目標を持ち、強い競争相手を見据えます。しかし、実際に戦う場合には競争の無いフィールドを選ぶか、勝てる企業と戦います。 ポーカーの世界的な名人も勝つ秘訣に付いてこう語っています。 「勝てる相手がいるテーブルにしか座らないことだ。」 失敗が成功を妨げるのではない 怒らないで聞いてください。 ・ ・・あなたはこれから何回か失敗します。 でもそれでOKです。禅問答のようですが、失敗するから成功できます。私も散々失敗してきました。これからも失敗するでしょう。失敗しない人たちは行動しないから、失敗しないのです。失敗のしようがないのです。彼らはあまり動かないから失敗しません。だから彼らはいつまでたっても成功できません。 成功は行動する人にしか訪れません。だからあなたは失敗を経験するはずです。 行動すると、失敗に出会う確率が高くなります。失敗に出会った人を見て、行動をしない人は「そら、見たことか。やっぱり失敗したじゃないか。」と言うかもしれません。 でも、そんなことに耳を貸していてはダメです。 あなたは成功に向かって行動したから失敗するのです。行動した人は必ず大なり小なり失敗を経験します。行動しないと成功できないのだから、行動すべきです。行動して、失敗したら着実に成功に向かっている!と思ってください。失敗が成功を妨げるのではありません。「失敗を恐れて、前に進まずに、今の地点に留まろうとする生き方」が成功することを妨げるのです。 失敗には良い失敗と、悪い失敗があります。良い失敗のポイントはなるべくダメージの少ない小さな失敗を経験することです。「金持ち父さん」シリーズ(筑摩書房)の中で著者のロバート・キヨサキも書いていますが、どんな成功者も10回中8、9回は失敗しているといわれています。 そして、最終的に成功する人と、成功できない人との大きな違いは 最終的に成功する人は10回中9回失敗しても致命的なダメージを得ないように小さく失敗しているということです。これは「リスクを管理する。」という考え方です。 私は失敗というのは「負け」を一つずつ「失くす」ことだと考えています。 だから再起できる程度の失敗の経験が「成功」につながるということです。 あなたは起業家です。「一発大勝負で成功させる。丁か半かの腕試し。当たって砕けろ。とりあえずやってみよう。」というのは起業家ではなくギャンブラーです。起業家はギャンブラーではありません。小さな失敗を前提に行動し、失敗を重ねて、そこから学び、検証し、フィードバックして「成功」に至ってください。 土俵選び 「あの人は優秀だ!」「彼はできる!!」「能力がある。」・・・何を基準として優秀と判断するか、何を基準として能力があると判断するかは、実は「土俵」によって変わってきます。セールスという「土俵」で戦っている方にとっては説得の上手さは「能力」になるかもしれませんが、それは経理という「土俵」では優秀であることの判断基準にはなりません。また、数字に細かく、事務処理に優れていることは経理では優秀かもしれませんが、グラフィックデザイナーとしての「土俵」ではそれは必ずしも優秀さの条件ではありません。 もし、あなたが「自分に自信がない」「自分には能力が無い」と思っていたとしても、それはあなたの能力の問題ではなく、あなたが今立っている「土俵の選択の問題」である場合があります。もしかすると、あなたに能力が無いのではなく、数字が嫌いで本当は客商売が好きなのに、たまたま人生の偶然のめぐり合わせや過去の成り行きで会計事務所の内勤になっているだけなのかもしれません。それでは苦痛なのは当然です。人間は無意識に苦痛を避けるように行動しますので、「自分に合わない土俵」で戦い続けることは、最終的には物質的、精神的、金銭的な不満足を引き起こします。 会社員であれば社の方針に従い、与えられたフィールドで力を発揮しなければならないときもあるでしょう。でも、起業家としてスタートを切るなら、自分はどの土俵に立つのか、そこで何をするか、どう行動するか、どこを目標地点にするかは全て「自分の選択」で決めることになります。あなたはこれから、どの「土俵」に立っても良いのです。「不得意な土俵」でわざわざ勝負に出る必要はありません。無理をしてはダメです。無理とは「道理に反すること」です。道理に反することは長くは続きません。道理に反することも最終的には物質的、精神的、金銭的な不満足につながります。 あなたはこれからの人生の大半を、あなたが選ぶその「土俵」で過ごすことになります。何十年も過ごすかもしれません。「今までのしがらみ」や「儲かりそうだから」「人に薦められたから」「TVで紹介されていたから」「かっこよさそうだから」「何となく」といった理由でこれからの「土俵」を選んではいけません。 どんなにその土俵が「儲かる土俵」であっても、自分に合っていない嫌な「土俵」や、無理をしなければならない「土俵」なら、起業家人生の途中で挫折する可能性が高くなります。あなたにとって最善の「土俵」はあなたにしか分かりません。あなたにとって最善の「土俵」はあなたにしか決められません。十分な時間をとって「自分の能力が発揮できる土俵」、「大好きな土俵」を考え抜いて下さい。 忙しさの罠 私は一時期、製造業の会社に勤めていたことがあり、当時は社長と常に行動を共にしていました。そこの社長は「忙しい!忙しい!」が口癖でした。確かに毎日毎日あちらからこちらへと行き来しスケジュールがびっしり詰まっていました。でも、しばらくして社長の行動に疑問を持つようになりました。 地方の製造業では工場や作業場での事故、労働災害に神経を使います。労働災害が起こった時の操業停止、立ち入り調査を恐れています。そのため普段から地元の労働基準監督署の所長に気を使うことになります。労基主催のセミナーや、所長が参加する会合には地元製造業、土木、建築に関わる企業の幹部が毎回大勢出席します。私の会社の社長も自分でこういった会合に毎回参加していました。会合によっては夕刻には宴会へとなだれ込みますが、これで午後半日が費やされます。 また、地方では昔からの業界内でのつながりを保つための有名無実の組織が沢山存在し、補助金、助成金目当てに組織の存続を図っています。それらの組織の会長職、幹事職が毎年持ち回りで各社に回ってきます。総会の運営、定例会、調査研修と称したバスツアーが年に何回もあります。私の会社の社長はいくつも幹事職を掛け持ちしていました。総会の準備運営だけでもかなりの時間を費やすことになります。 さらに、地方では商工会主催のセミナー等も頻繁に開催され、東京から招いた三流講師の話が聞けます。そこに参加すると丸一日潰れます。また地方では地銀と企業とのつながりが強く、地元の金融機関巡りも会社幹部の重要な仕事になっています。支店長室ではお茶を飲み世間話に花を咲かせることになります。これでまた日が暮れます。 そして合間にゴルフ、接待が入ります。忙しいはずです。・・・・・でも全て利益を生み出すこととは直接無関係なことで時間を潰しています。社員数の少ない中小零細企業では、これで業績が向上するわけがありませんよね。 別の運送会社の社長は社員が起こした事故の後始末でしょっちゅう東奔西走していました。謝るために業務時間の大半が費やされるのです。また、地元には赤字を垂れ流している第三セクターがありますが、幹部は度々中国へ「視察」に行っては楽しかった旅の話をしていました。彼らの話を聞くと本当に毎日、忙しい!のです。でもこの忙しさは「本物」なのでしょうか。 彼らは自ら忙しさを作り出しているだけです。しかもその忙しさは意味の無い忙しさです。「忙しい」ということで本来自分が行なうべき仕事をやらなくても良いという免罪符を手に入れているのです。 「忙しい!忙しい!私はちゃんとやっているのだよ。だってこんなに忙しいのだから。あー忙しい。だから、後はよろしく!」ということです。 これらは極端な例かもしれませんが、「忙しいのに儲からない。」「忙しいのに夢が実現していない。」場合には、彼らのように「忙しさの罠」に陥り、本来自分が行なうべき仕事と自分自身を見失っている可能性があります。忙しいから偉いのではありません。忙しいから儲かるのでもありません。忙しいから社長なのではありません。 「忙しい!忙しい!時間が無い。時間が無い。」と口にする自分に気がついたらよく自分の行動内容とスケジュールを見直してみてください。忙しさの罠は企業を衰退させる大きな要因の一つです。 1つのテーマで30、50、100冊。 世の中には様々な投資先がありますが、最も利回りの良い投資先は「自分」です。自分への投資は書籍、セミナー、講演会、カセット、ビデオ、CD、DVD、学校、直接の指導、経験などを通して行ないます。ビジネスに役立つ投資アイテムは経営、マーケティング、セールス、リーダー、心理学、組織論、財務、文章、話し方、広告宣伝、販売促進宗教、哲学、産業、生き方、成功哲学、対人関係、金融、経済、株式投資、不動産等など多岐にわたります。起業したら少しずつでも良いですから自分への投資としてこれらの学習を始めてください。 そして書籍を例にとると、ある分野でまともな知識を得ようとするなら最低30から50冊程度のその分野に関する読書は必要です。できれば一つのテーマに関連して100冊は読みたいところです。何故なら良書は100冊の中で数冊〜10冊程度だからです。セミナーでも教材でも同じです。1〜2冊程度の本や1〜2回程度のセミナーでは量稽古が全然足りません。量が少ないと最初に出会ったものを「正しい」と勘違いして本質的なことが理解できない恐れがあります。 スポーツでも勉強でも仕事でも、必ずある程度の量稽古が必要です。量稽古をこなす中から本質的なものが見えてきます。本なら一つのテーマで100冊程度読むと数冊の本質的な本に出会います。そういった本に出会ったら、今度はその良書を何度も何度も繰り返して読み込みます。つまり量稽古の後に「型」を身につけるのです。その後、経験を通して自分のオリジナルの「必殺技」が完成することもあります。 私が知る限り、起業して事業を軌道に乗せている経営者は例外なく読書家、勉強家です。自分自身への投資はあなたの枠を広げ、将来のある時点で必ず想像以上のリターンをもたらします。最もリターンの大きな投資先は自分です。 |
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