起業独立研究会 

起業独立の敗因1 失敗を避けるから失敗する。
禅問答のように聞こえるかもしれませんが、多くの人は「失敗を避けるから」最終的に失敗します。あるいは「失敗を考慮しない」から最終的に失敗します。

がっかりするかもしれませんが、あなたが起業独立したり、副業を始めると必ずといっていいほど失敗を経験します。でもこれは成功するために必要なことなのです。

最終的に成功する人と、成功できない人との大きな違いは最終的に成功する人は10回中9回失敗しても致命的なダメージを得ないように小さく失敗しているということです。これは「リスクを管理する。」という考え方です。

失敗というのは次のようにイメージすると分かりやすいかもしれません。袋に10個の玉が入っています。10個の玉のうち1個が「成功」の玉です。あなたは一つの玉を取り出す時に、ゲームの主催者にお金を払います。さて、どうすれば確実に「成功」の玉を手に入れられるでしょうか。

時間をかけて10個の玉全部を袋から取り出すことができれば、必ず誰でも「成功」を手にできますよね。この場合のポイントは「途中で諦めて止めないこと。」と、「ゲームに参加するための手持ち資金を無くさないこと。」です。

ここで理解しなくてはいけないことは、確実に「成功」を手に入れるためのポイントは「負け」を避けるのではなく、管理しながら、一つずつの「負け=失敗」を消していくことだ、ということです。「負け=失敗」を一つずつ消していくその先に「成功」があるのです。

実際には「成功」は何番目に来るのか誰にも分かりません。もしかすると4回目かもしれませんし、7回目かもしれません。10回目かもしれません。そして「失敗」はいくつあるのか誰にも分かりません。だから、そこまでにたどり着くために「致命的なダメージ」を負うような「失敗」はしてはいけないのです。

これは、企業が行うテストマーケティングや、セブンイレブンで行なわれている単品管理の考え方と原理は同じです。「明日のことは誰にも分からない」というのは一つの真理です。

だから、小さく10個の商品をテスト販売してもっとも売れる商品を大量生産するのです。この場合、1個の売れる商品(成功)を手に入れるために、9個の商品は無駄(失敗)になるのです。

でも、1個の成功が大きな収益をもたらすのです。単品管理も同じです。どの商品が売れるのかは実際には店頭に並べてみないと分からないのです。だから、毎日、売れた商品(成功)は追加発注をかけて、売れない商品(失敗)はどんどん入れ替えるのです。

必ずマーケットという袋の中には「成功」が入っています。但し、それは「小さな失敗=無駄」を通してしか、手に入らないのです。だから失敗することは成功するために必要なことなのです。そして、ここでのポイントは大きく失敗してしまうと再起できないということです。

96人の夢破れた起業家たちは「これは絶対売れる!」と思って資金や人を一度に投入してしまうから一度失敗すると再起できなくなるのです。

「失敗」を考慮しない、「失敗」を避けるから、「最終的に失敗する」のです。袋(マーケット)の中にある「成功」を手に入れる最も確実な方法論は失敗しても致命的なダメージを得ないように小さく失敗することなのです。

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