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私の今住んでいる街にはセブンイレブンが1軒しかありません。
オーナーの年収は2000万だそうです。
また、町に1軒だけとんかつ屋があります。ここも儲かっていそうですが、ここの店のUSPは「デカさ」です。
田舎の人はごちゃごちゃ難しい理屈を捏ねてもだめなので、「とにかくデカイ!」という切り口は一番簡単にアピールしやすいのかもしれません。
町に1軒だけのスパゲティ屋も美味しくはありませんが、いつも年配の女性で一杯です。
町に1軒だけのミソラーメン屋も昼はいつも満席です。
それぞれの店は力のある競合が出店したり、場所が都市部であれば「間違いなくつぶれそう」なお店ばかりですが、競合がいないのでこれらの店は繁盛しています。小さなパイだけど小さな起業家にはとても十分なリターンです。
孫子の「戦わずして勝つ」はやはり偉大な概念です。
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