起業独立と計画
起業すると時間の経過とともにスタッフが1人増え、2人増えて、取引先、仕入先なども徐々に増えてある程度までは自然に拡大します。

それを「事業の拡大だ!」と考えていると固定費が高くなり、ちゃんと経営しないと足元をすくわれます。

私が大学卒業後入社した会社は雑誌にもよく取り上げられた起業家の社長が裸一貫で創った、社員数500名の中堅広告代理店でしたが設立25年めであっさり潰れました。

自身も起業後、事務所にはスタッフが1人増え、2人増え・・・とどんどん増えていきました。当然、仕事がある時は良いのですが、継続的な収入の流れを構築しておかないと、この「拡大」が事業失敗の原因になる場合が往々にしてあります。

「計画にそった事業拡大」ではなく、「流れに流された事業拡大」がなされるとコストがどんどん増えていきます。

そのため最初からある程度は10年後の自分の会社の規模ややるべきことと、自分の手を出すべきでないことをある程度明確にしておく必要があります。

だから、ちゃんとした経営者がいる会社では長期、中期の経営計画が策定されることになります。2、3年は上手く行ったけどその後潰れたのでは意味がないからです。

ビジネスでは到達地点としての目的、目標とそれを実現するための短期、中期、長期計画が重要です。

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