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一般論として、「人通りの多いところに店を出せばビジネスは儲かる。」という考え方があります。一見するとこれは正しいように思います。
でも、「どんなに人通りの多い立地条件の良い場所にある店であっても、店員の接客が悪い、商品に魅力がない、信用ができない店」では実際には買い物をする人は少数になります。
だから、「人通りの多いところに店を出せば儲かる。」というのは間違いです。
正確には「人通りの多いところに店を出した、商売の上手なお店は儲かる。」が正解です。
「商売の上手なお店や、販売システムのしっかりした店に、多くの人が来てくれる」と儲かるのです。これは下記の4つのお店でどこが一番効果的に儲かるか考えれば分かることです。
1 商売ヘタで、客の来ない店
2 商売ヘタで、客の多い店
3 商売上手で、客の来ない店
4 商売上手で、客の多い店
当然、最も効果的に儲けることの出来るお店は4番です。では、もっとも儲からないお店は何番でしょうか。それは2番です。
客が多い割に商売がヘタということはムダ=コストが多いということになります。また、客が多いと相対する人件費コストも大きくなります。
つまり集客だけに力を入れて客数が増えても「商売上手」でなければあまり儲からない上にコストがかかるということになります。
ビジネスや商売では「集客」が先ではなくて、「お店自体の売る仕組み」を構築することが先決です。 |