起業独立と確率
経営は短期決戦ではなく、長期決戦です。そのため5年、10年といったスパンでビジネスを考えると最終的には「理屈に合わないこと」は上手くいかなくなります。

だから理屈に合うようにビジネスを作る=「確率」を利用した売る仕組み作りが重要なのです。最近、通販業界の成長が著しいですが、通信販売の会社も「確率」でビジネスを行なっています。だからカタログの無料配布が可能になっているのです。

確率論を理解していない人は「無料であんなに分厚いカタログをタダで配って儲かるのかしら?」と思いますが、あのカタログを一定数配布するとその中の一定割合が実際に購入に至るのです。

さらに一回購入した人の中からやはり一定の割合の人が確率論的に2回目、3回目の購入に至るのです。そして既存客一人当たりのLTVから発生する平均利益から逆算すれば、どの程度のコストをかけてカタログを無料配布しても経営が成り立つのか、収益的にペイするかが計算できるのです。

だから、通販会社は無料カタログ、無料資料請求、無料サンプル、無料体験といった一見すると無駄なことを意図的に行なっているのです。これが「売りの仕組み」なのです。

道理に適ったことをコツコツ行なうことが結局は中、長期的な繁栄につながります。
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