起業家と儲け
起業家へ起業動機を尋ねたアンケートがあります。
起業動機で上位を占めるのが「自分の裁量で仕事が出来る」「働きに応じた収入が得られる。」というものです。

当たり前のことですが、「働きに応じた収入が得られる。」ということは儲かった場合だけです。ほとんどの起業家の方は儲かることを前提に回答を行ないます。

ところが起業者を追跡したアンケート調査では起業した方と会社員の比較において「自営業者となった者は、高額所得者になる可能性が小さくなっているのに対して、低所得となる可能性は大変大きい。」(ニッセイ基礎研REPORT)という結果が出ています。

起業しても継続して儲かっている人は極めて少ないのです。会社員であれば「儲けなくても」給与はもらえます。誠心誠意仕事をして会社のために仕事をすれば、少なくとも基本給はもらえます。売上げが無く、利益が出なくても給与が「0円」ということは通常ありません。

ところが起業家は給与が「0円」になることがあります。しかも起業家の給与は「マイナス(借金)」になる場合さえもあります。このことをしっかりと頭に叩き込んでください。

「儲からなくてもいいから好きな事を!」といった甘い考えでは起業は成功しません。
「とことん儲けてやる!」それぐらいの意気込みでちょうど良くなるはずです。

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