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私は大学を出てから広告代理店に入りました。その後広告制作の仕事にずいぶん長い期間関わってきました。
でも、広告代理店の営業マン時代には「自分が何をやっているのか」分かりませんでした。デザインはデザイナーが担当するし、コピーはライターが担当します。撮影はカメラマンが、被写体にはモデルがいます。印刷は印刷会社がいるし、映像は制作会社がいます。
代理店時代には自分の存在意義というか価値や必要性を全く感じることができませんでした。周りの「プロ」の言うがままに仕事をしていました。つまり自分で音頭が取れなかったのです。
この状態のままで起業するととても苦しむことになります。
「仕事には絶対の正解」は存在しません。だから誰が仕事の音頭をとっても良いのですが、通常、その仕事を最も理解していて、最も実現させたいと思う人にしか仕事の音頭は取れません。
起業してその仕事をあなたが最も理解していて、最も実現させたいと思う人でないと音頭が取れません。自分で音頭がとれないと収益性は低くなります。
「自分で音頭をとる」ためには「自分の得意なこと」「自分の好きなこと」「知識や経験のあること」をビジネスの中心に据えることです。
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