こんにちは。酒井とし夫です。
私はコネもツテも人脈も経験もないまったくゼロの状態で、しかも超ド田舎に住みながら講演会講師、セミナー講師として活動を続け17年が経ちました。
累計講演回数は1,000回を超えました。
北は北海道から南は鹿児島まで日本全国の講演会場、研修会場で登壇し、帝国ホテル全国経営者大会やパナソニック、富士通、ファンケル、山崎製パン、ENEOS、NEC、三井住友海上火災保険、東芝ソリューション、シャープ、キャタピラージャパン、三菱UFJリサーチ&コンサルティングといった超大手企業から、各地の商工会議所、商工会、銀行、信用金庫、県庁、市役所、業界団体の講演会やセミナー会場で講師として登壇してきました。
(帝国ホテル全国経営者大会の様子) |
現在もこちらの講演会公式サイトに記載しているように現役のプロ講演家です。
今までの活動のおかげで本も下記の通り出版することができ、中国や台湾、韓国、モンゴルでも翻訳出版されています。
こう書くと「きっともともと能力や才能があった人なんだ」と思うかもしれませんが、実は私は40歳で無職無収入になり、借金も抱えていたダメダメ人間でした。
しかも、極度のあがり症で人前に立つと手足が震え、声も震え、頭が真っ白になるような人間でした。
このことは書籍の中でも書いているのですが本当の話です。
そんな私が45歳の時に木越和夫先生という年間200本以上の講演を行う人気講師と出会い、お付き合いをさせて頂く中で、次のように言われました。
『君の知識と経験や考え方は人の役に立つ。講師になればいいのに』
(年間200回以上の講演を行う木越和夫先生と私) |
とはいえ私は極度のあがり症を自覚していたので大勢の人前で話す講師になる気はこれっぽっちもありませんでした。
しかし、木越先生に何度も勧められるうちに、少しずつ講師という仕事に興味が湧いてきました。
そしてある日、木越先生の地元の商工会議所で開催される講演会に登壇することになりました。
極度の緊張の中で登壇しましたが講演後に何人もの方に
「とても役にたった!」
「楽しかった!」
「話を聞いて元気がでた!」
と言って頂きとても嬉しく感じたのです。
この経緯は下記の実話にも書いています。
→ ツルハシを持ったおっさんから人気講師になった男の物語
ともあれ、そこから私の講師としての仕事がスタートして、気が付くと日本全国を周って17年の歳月が流れました。そして私も62歳を迎えることになりました。
62歳といえば一般企業では定年を考える年齢ですが、私が木越和夫先生とともに講師として尊敬する累計講演回数7,000回を誇る田中真澄先生は86歳の今でも現役で講演会やセミナーに登壇しています。
私は実際に田中真澄先生に何度かお会いして、今でもエネルギッシュに講演活動を続けている姿を間の当たりにしているので、私もまだまだ現役講師を続けるつもりです。
(講演回数7,000回超の田中真澄先生と私) |
しかし、同年代の知人や同級生からは次の言葉を聞く機会も増えました。
「定年後に何をしようか考えているけれど見当がつかない。まだまだ健康だし、今まで培ってきた知識や経験も生かしたい。でも会社に縛られるのはもうイヤだ。できれば自由に好きな仕事がしたいし、人生100年時代で先が長いので年金以外の収入も確保したい」
会社や組織で長年働いてきて知識や経験、スキルが豊富な彼ら、彼女らのそんな言葉を聞くたびに私はこう思うのです。
『あなたの知識と経験や考え方は人の役に立つ。講師になればいいのに』
私がそう伝えてもほとんどの人は「そんなの自分にはムリだよ。人前で話すなんて・・・」と答えます。
しかし、先にも書きましたが私はまったくコネもツテも人脈も経験もないゼロの状態、いや無職無収入で借金を抱えていて、しかも極度のあがり症というマイナスの状態から講演会講師、セミナー講師として活動を始めて今に至っています。
だから次のことを断言できます。
『特定の分野や仕事、趣味で10年以上の知識と経験があれば、あなたは講演会講師やセミナー講師、研修講師になれます。しかもそれは社会の役に立ち、あなたが考えている以上に大勢の人たちに喜ばれます』
そのためもしあなたが
「定年後の仕事として主催者に依頼を受ける講演会講師に興味がある」
「シニア起業として自分でセミナーを開催するセミナー講師を目指したい」
「フリーランスで企業研修を担当する講師という仕事に関心がある」
という場合には、これから私がお話するプロ講師としての活動から学んだこと、知識、経験、やってはいけないこと、やるべきこと、講師活動の大きな勘違い、講師として活動できる人とできない人の小さな差、講師業の楽しさややりがい、講師活動に失敗する理由、実際の講演やセミナーの現場の実情等の情報はおおいにあなたのこれからの活動の参考になるはずです。
自由に仕事がしたい!好きな仕事をしたい!経験やスキルを生かしたい!給与や年金以外の収入を持ちたい!・・・あなたも講師になればこれらの希望がすべて叶います。では本サイトを最後までお読み頂き、あなたのこれからの活動にお役立てください。
プロ講演家
ランチェスター経営認定講師
米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター
米国NLP心理学協会認定プラクティショナー
米国NLP心理学協会認定コーチ
GCS認定コーチングコーチ
コミュニケーション心理学マスター
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定年起業、シニア起業、副業、フリーランス活動に講師業が最適な理由は下記のとおりです。
① これまでの知識と経験が生かせる
実はあなたの知識、経験、技術、資格、実績はあなたが考える以上に価値があります。
依頼を受ける講演会講師であれ、自主開催を行うセミナー講師であれ、研修講師であれ、どの場面でもあなたが今まで培ってきた知識、経験、技術、資格、実績をそのまま生かすことができます。
すでにあなたが持っているものをそのまま活用すれば良いだけであり、講師活動をはじめるにあたって新しい知識や資格を手に入れる必要はありません。
あなたの得意分野を語り、身に付けたなスキルや考え方を紹介し、経験から学んだことを事例を交えながら話せば良いのです。
② 自由度が高い。好きなときに仕事ができる
講師業は毎日仕事をする必要はありません。講演や研修の日程は主催者と相談して決めます。
もちろん義務やノルマはありませんから好きな仕事だけを引き受けてイヤな仕事は断る自由もあります。自主セミナーであればあなたの都合の良い時に、好きな場所で開催することができます。
さらにイヤな相手と仕事をしなくてもよいので人間関係のわずらわしさもありませんし、基本的に「先生業」なので主催者や参加者からはていねいな対応・応対を受けることが多くなります。そのため自由度が高く、しかもストレスフリーな状態で仕事をすることができます。
③ 短時間で粗利率が高く、高単価な収入となる
一般的な講演会講師の収入は1時間30分~2時間の講演で5万円~10万円程度となります。実績が増えてくると20万円~30万円となり、本がベストセラーになったりマスコミに登場するようになると50万円~100万円も可能です。研修講師の収入は半日~1日研修で20万円~40万円程度です。
(講師派遣会社や研修会社経由で仕事の依頼を受ける場合の収入は上述の金額のおおよそ50~60%程度となります。)
自主開催セミナーの講師の場合には「参加費×参加者数」から経費を引いた残額が収入となります。もちろんセミナー後に顧問契約や他の商品やサービスの販売につなげることができるとさらに収入は増えます。
これらの金額水準から分かるように再雇用制度の給与と比較しても、あるいは定年後の一般的なパート・アルバイトでの収入と比較しても高い収入を得ることが可能です。
さらに講師業というのは基本的には実働時間が短いので50代、60代以降の世代の方にとっては他の仕事と比べて身体的にも精神的にもストレスがかからない仕事となります。
④ 講師デビューは低リスク、低コストである
講師業というのはパソコンとスマホがあれば今日から活動が可能です。自宅の一角をオフィスにすれば借り入れも初期投資も不要で、人を雇う必要もありません。
自分の知識や経験、スキルが商品なので在庫も先行投資も不要です。そのため毎月のランニングコストもほとんどかかりません。
定年後起業では退職金を投資し、さらに借り入れまで行って起業する方も少なくありませんが、それではリスクが高くなります。
定年起業、シニア起業の原則は小さく始めて、毎月の固定費を極力抑え、長く続けられることが大事になります。講師業であれば初期投資にお金を使わない、ランニングコストもかからず、人も雇わないので低リスク、低コストでの起業、運営、持続的な活動が可能になります。
⑤ 若い世代より中高年に向いている
中高年は体力では若い世代にはかないません。しかし講師業は自分の知識、経験、技術を教える、伝えるという知的労働が主な仕事なので定年世代向きです。
さらに同じ話をしても若い講師よりも年配の講師の方が経験値が高いので実例紹介も豊富になり、場数を踏んでいるので話にも説得力が生まれます。
また、講演会の講師であれば講演時間は90分~2時間が主となるので多少体調がすぐれなくても仕事を行うことはそれほど難しいことではありません。
もちろん体調管理は大事なのですが講演や研修では終了時間が決められているので長時間労働にはならないのです。
知力面、経験面、そして体力面でも講師業は中高年に向いている活動の形態なのです。
⑥ 生涯現役で定年がない
講師というのは誰かに雇われているわけではありませんのでいつまでも仕事を続けることができます。実際に70歳、80歳で現役講師として活躍している人は想像以上に存在しています。
人生100年時代には定年後も元気に仕事をするのは当たり前。生涯現役を目指し年金以外に別の収入源を確保して年金の受給開始時期を70歳まで延ばすことができれば年金額は65歳から受給する金額の142%なり、75歳からの受給開始なら184%と大幅な増額になります。
講師デビューなら「いつまで」「どれだけ」「誰と」「何を」「いくらで」「どう行うのか」というすべてのことを今後生涯にわたって自分で決めることができるのです。
⑦ 社会とのつながりが保て、自己肯定感を得られる
定年後、社会との接点がなくなり、自分の存在意義が失われて、精神的な喪失感を抱える人が多くいます。
一方、講師業は自分の知識、経験、技術、スキル、ノウハウを教えることで常に社会とのつながりを持つことができます。
さらに主催者や聴講者から「ありがとう」と感謝される機会が多いので自己肯定感が高まります。そのため心身ともに健康な状態を保つことができます。
さらに講師活動はあなたの生活と仕事によい緊張感をもたらします。月に何度か人前で話すというだけでも明確な目的が生まれ、健康や外見にも気を遣うようになります。
そのため自然と定期的に運動をしたり、食生活に気を付けたり、新しいことを学ぶ機会が増えたり、身だしなみにも注意するようになるので同年代と比べてもエネルギッシュで若々しくなります。
もちろん講演担当者や参加者ともコミュニケーションの機会が増えるので人脈がどんどん広がっていき人生に楽しみとやりがいとハリが生まれます。
⑧ コンサルタントやコーチ、士業の仕事にも役立つ
定年後に知識と経験を生かしてコンサルタントやコーチ、あるいは税理士や行政書士等の士業として活動する場合にも講師としての活動やスキルは大いに役立ちます。
その理由はあなたが講演会やセミナーに講師として登壇した時点で「先生(=講師)と生徒(=聴衆)」という関係性が成立するため、講演やセミナー後にコンサルティングやコーチング、顧問契約等のPRを行うと成約率が高くなるとともに、あなたから「お願いします」と頭を下げるのではなく、相手から「ぜひ指導をお願いします」と依頼を受けやすくなるからです。
そのため今までのあなたの知識と経験を生かした講師活動を行うと、その結果としてクライアントの獲得や営業活動が容易になるのです。
その他/日本全国を巡ることができる
また余談ですが講師としての依頼が入ると日本全国を巡ることができます。
実際に私自身は日本全国47都道府県中の45都道府県を講師として訪れて、移動中の車窓から見える風景を楽しみ、時間のある時には各地の名所旧跡を巡り、その土地の美味しい食事やお酒も味わい、さらに全国の多くの人と友だちになることができました。(講演の依頼を受ける場合には基本的には往復交通費や仕事に関わる宿泊費は主催者負担となります。)
自分の知識や経験が人の役に立ち、自由度が高く、低リスク、さらに生涯現役で活動することができ、しかも多くの人に喜ばれて、全国を巡り、友だちも増える・・・講師というのはやりがいや楽しさに溢れた素敵な生き方だと思いませんか?
そして、その講師業には次のような種類があるのです。
講演会講師、研修講師、セミナー講師にはいくつかの種類があり、それぞれの仕事内容、求められるもの、競争状況、難易度が異なります。それぞれの違いを説明します。
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■依頼講演会講師
依頼講演会講師とは講演会の主催者である企業や商工団体、金融機関、業界団体、行政機関、教育機関、NPO法人等から講演の依頼を受けて登壇する講師のことです。
通常、講演時間は90分~2時間となります。
テーマは主催者から「〇〇について話しをして欲しい」とリクエストされる場合もありますし、テーマや内容を一任される場合もあります。
企業の創立記念時のセレモニー内で開催される「特別記念講演会」や、商工団体で開催される「商業・サービス部会向けビジネス講演会」、業界団体で開催される「会員向け講演会」、行政機関で開催される「地域活性化講演会」、教育機関で開催される「環境保護や教育に関する講演会」等があります。
依頼講演会講師の最大のメリットは講演会の参加者は主催者が集客するので、講師自らが集客活動に時間を割く労力とコストが不要であるという点です。そのため参加者の人数に関わらず予め契約した講演料は確実に受け取ることができます。(もちろん主催者から要請のある場合には講師のSNS等を通して告知活動を行ないます。)
デメリットはテーマ、開催時期、開催場所、講演費はおおよそ主催者側で決められることが多い点です。また、基本的には依頼を受けて登壇することになるので人気講師とそれ以外の講師では仕事量、講演料に差が出ます。
(依頼講演会講師として登壇中の私) |
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■依頼研修会講師
依頼研修会講師とは研修会の主催者である企業や商工団体、金融機関、業界団体、行政機関、教育機関、NPO法人等から研修の依頼を受けて登壇する講師のことです。
研修時間が半日~1日程度の場合もありますし、数日間にわたる研修、あるいは数か月(例えば月に一度の6時間研修を半年や一年継続)単位の研修もあります。
具体的には新入社員を対象に行う「新入社員研修」や、部長職や課長職を対象に行う「管理職研修」、営業マンや販売スタッフを対象に行う「営業マン研修」「販売員研修」、あるいは社員やスタッフにビジネスマナーを指導する「接遇研修」等があります。
依頼研修会講師のメリットも前述の依頼講演会講師と同様に研修会の参加者は主催者が集客するので、講師自らが集客活動に時間を割く労力とコストが不要であり、参加者の人数に関わらず予め契約した研修費用は確実に受け取ることができます。(もちろん主催者から要請のある場合には講師のSNS等を通して告知活動を行ないます。)
デメリットはテーマ、開催時期、開催場所、研修費はおおよそ主催者側で決められることが多い点です。また、基本的には依頼を受けて登壇することになるので人気の研修会講師とそれ以外の講師では仕事量、研修費に差が出ます。
(依頼研修会講師として登壇中の私) |
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■自主開催セミナー講師
自主開催セミナー講師とは企業や商工団体、金融機関、業界団体、NPO法人等から講演の依頼を受けて登壇する講師ではありません。
自主開催セミナー講師とは自社(自分)でセミナーを開催し、自社(自分)でセミナー参加者を集め、自ら講師として登壇するスタイルの講師を指します。
世の中に存在する「講師」と名乗っている人の中でもっとも多いのがこの自主開催セミナー講師です。
巷によくある「講師資格を取得」「〇〇講師オーディション」「講師養成講座」等のほとんどはこの自主開催セミナー講師を目指すものです。
基本的には自社(自分)の好きなテーマで、好きな場所で、好きな時に、好きな金額設定でセミナーを開催し、登壇することができるのがメリットです。
反対に自主開催セミナー講師の最大のデメリットは「継続的に参加者を集客することが極めて難しい」ことです。
大半の自主開催セミナー講師は1~2回はセミナーへの参加者を集客することができますが、その後の3回め、4回めの開催時に集客を実現するのが難しくなります。これを集客の3回めの壁と言います。
その根本の原因は後述する「集客のための媒体」を持っていないからです。
「集客のための媒体」を持っていない自主開催講師が多いので、SNSでの広告出稿やセミナー告知サイト等を利用する人が大半を占めますが、実際にはよほど時流に合ったテーマでのセミナー開催以外には、継続的に集客できる講師はごくわずかであるのが現実です。
(セミナーを開催中の私) |
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■社内研修会講師
大手企業や大手の業界団体等では研修を担当する専任講師が存在することがあります。このように自らが勤務する企業や団体内で開催される研修会に登壇する講師のことを社内研修講師といいます。研修時間は数時間~数か月単位、テーマも企業や団体によって幅広いのが特徴です。
メリットは社内研修講師は企業や団体に所属する会社員なので給与・賞与等による収入が保証されている点です。
デメリットは自分の好きなテーマ、興味のある研修内容であっても会社、店舗、団体の決定権者の許可が出なければ自分の好きなように研修を行うことはできないということです。
※「社内研修会講師」は基本的には会社員です。「これから起業したり、定年後にフリーランス、あるいは副業として自分が所属している勤務先以外、会社以外、組織以外で講演会講師やセミナー講師としてこれから活動を始めようと考えている人」とは異なります。そのためこれ以降は「社内研修会講師」に関する情報は省きます。
それではここまで説明してきた講演会講師、研修講師、自主開催セミナー講師の実態はどうなっているのでしょうか?下記でその現状をお話します。
(企業研修中の私)
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講演会講師、研修講師、セミナー講師の実態はいったいどうなっているのでしょうか?
ここでは私自身が実際に経験してきたことや知人講師から得た生の情報を紹介します。
かなり厳しいことも書いていますが、事実なので包み隠さずに説明します。
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■資格があれば講師として仕事が獲得できるか?
「資格は足の裏についた米粒」とも言われます。
つまり、「取っても食えない」ということです。「資格は無いよりはあった方が良い」という程度です。
各種資格を多数取得していても講演会、研修会の講師として仕事の依頼がない人は大勢存在します。
心理学的に言えばハロー効果(権威効果)が生まれるので、自主開催セミナーに参加者を集める時に肩書としては多少役には立ちますが、基本的には「資格は足の裏についた米粒」です。
むしろ人気のある講師はテーマや内容、パフォーマンス自体が好評であることが多く、資格で評価を得ているわけではありません。そのため実際の講演や研修の現場では資格を保有していない人気講師が多数存在します。
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■大手企業でのキャリアがあれば講演や研修の依頼が入るか?
上場企業の副社長を務めた方や有名な自動車メーカーのトップセールスマンだった方、一流企業の管理職だった方で定年後に講師業に進んだ方を知っていますが、残念ながらどなたも講師としては仕事が成立していません。
キャリアがあるだけではオファーは来ませんし、一度オファーがあったとしても講師として「分かりやすく伝える」「熱意をもって伝える」「参加者や担当者と良好なコミュニケーションを取る」といった講師としてのパフォーマンスを発揮できなければ、講師としての依頼がくることはありません。
また、大手講師派遣会社では大手企業退職者や元トップ営業マン、カリスマ販売員、有名経営者等に積極的にアプローチをして講師活動の斡旋を行っているので、単に大手企業でのキャリアがある、実績がある、上場企業での役員経験がある、といった程度では講演や研修の依頼が来ることはありません。
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■講師コンテストやオーディションで入賞すれば講師になれるか?
「資格があれば講師として仕事が獲得できるか?」でも説明したように講演の依頼が入る人気講師はテーマや内容、パフォーマンス自体が好評であることが多く、資格等で評価を得ているわけではありません。
そのためいわゆる協会ビジネスを主催している団体等で実施している講師養成カリキュラム、スクール、セミナーを受講して「講師認定証」を手にしても、あるいは講師コンテストや講師オーディションで最高の賞を受賞したとしても実際に講師として仕事の依頼が継続して入ることはほぼありえません。
私の周りにも「〇〇〇協会」発行の講師資格を持っている、あるいは「〇〇講師オーディション」で入賞した方「※※協会認定講師」が何人もいますが、実際に講師活動で収益を確保している人は皆無です。
また講師コンテストの主催者や審査委員を務める人たち、あるいは〇〇協会の運営者は「講師業」で生計を立てているわけではなく、「コンテストの参加費」「講師セミナー受講費」「オーデション費」「認定証発行費」で収益を得ているので、実際に「講師」として活動を行って収益を上げているわけではありません。
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■話し方教室やスピーチ教室に通えば講師になれるか?
話し方教室やスピーチ教室に通って正しい口の開け方や呼吸法、発声法、抑揚や間、スピーチの基本、相手に伝わる話しの構成等を習得することは講師としての武器になります。
同じ内容を話したとしても、「話し方」によって聞き手の理解度、満足度は大きく異なります。
コミュニケーションの影響度合いの4割弱は話し方ですから、明瞭な言葉、元気な声、明るい口調、聞き取りやすい滑舌のよい話し方は講師として重要です。
また、講演依頼、研修依頼が増えてくると当然話す時間、回数も多くなりますので、声帯に負担をかけない声の出し方や腹式呼吸法等を学ぶことは大切です。
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■本を出版すれば講師になれるか?
こちらのサイトは国内で最も講師登録者数が多い派遣会社のサイトです。
サイトの上部にある上部の検索窓に[著書][著作]と入力して検索してみてください。
あなたも名前や顔を知っている芸能人や作家、研究所所長、大学教授、ジャーナリスト、医師、スポーツ選手、経営者、評論家が検索結果に表示されます。この人たちは講演依頼の人気が高く、知名度があり、なおかつ書籍を出版している人たちです。
もし、あなたが数冊程度の本を出版していたとしてもそれだけで講演や研修の依頼がどんどん入ってくることはありません。
知名度のない一般人でこれから講師活動を行おうと考えている人にとって出版書籍は「講師選考に残った時に出版していない他の人よりほんの少し優位性があるもの」、あるいは初対面の相手とあいさつをする時の「少しだけ影響力のある大きな名刺」ぐらいに考えておいた方が良いです。
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■講師派遣会社に登録すれば仕事のオファーがくるか?
日本国内で最も講師登録者数が多い派遣会社に登録している講師は2万人~3万人と言われています。そのうち講演の依頼を年間に3回受注できる講師は何人位いると思いますか?
200人です。率にして1%以下です。
しかも、これは年間に講演の依頼を3回受注できる講師です。通常、年間に3回の講演依頼を受注しただけで生計を立てることはできません。(1回の講演料が100万円以上あれば別ですが)
つまり日本でもっとも講演や研修の問い合わせが多い講師派遣会社に講師登録を行っても実績も知名度も無い講師であればほぼ仕事のオファーは無いということです。
実績も知名度も無い講師に講師派遣会社から仕事のオファーが来るのは、あなたの書籍を読んだ人やあなたのSNSでの情報発信を目にした人から講師派遣会社に対して「あの人を講師として招きたいので連絡を取って欲しい」と連絡が来た時だけです。実績も知名度も無い場合にはこのようなケース以外で講師派遣会社経由で仕事のオファーが来ることはありません。
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■研修会社でカリキュラムを受講すれば研修講師になれるか?
研修会社では取引のある企業から社員研修を請け負っています。
一般的にはその研修で実施されるのは研修会社で長年にわたって作り上げてきたカリキュラムに沿って行われます。
研修会社ではそのカリキュラムをもとに研修を担当できる講師を随時募集してトレーニングしています。
その募集に応募してきた講師候補生に対して行うトレーニングは「いかにその会社で作り上げてきた研修内容を正しく理解し、正しく指導できるか」を習得するものです。
通常、トレーニングを受けた講師候補生は筆記試験や面接、実技試験を経て、その合格者が講師として登録されます。ただし、そこから先へ進んで実際に企業に派遣されて研修を担当できるかどうかはその人の資質次第です。
当然、研修会社にはすでにベテランの研修講師がたくさん存在していますので、その人たちとの競争となります。
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■自主開催セミナーで稼げるか?
前述のとおり自主開催セミナー講師の最大の壁は「継続的に参加者を集客することができない」という点にあります。いわゆる集客の3回めの壁で悩む自主開催セミナー講師が多く、そのため安定した収益を上げることができません。
その根本の原因は「集客のための媒体」を持っていないからです。
具体的には「集客のための媒体」とはメルマガやブログ、SNSですが、おおよその目安としてメルマガは最低3,000人の読者、ブログは最低500PV/日、ツイッターやインスタのフォロワーであれば最低3,000人、YouTube登録者数であれば最低1,000人、フェイスブックなら友達数が最低1,000人は確保できていて、定期的な情報発信によってそれらの人たちがあなたのファンとなっている媒体のことを言います。
これらの条件を満たす媒体を持っている場合には継続的な集客も可能となります。
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しかし、大半の自主開催講師はこういった媒体を持っていない(作り上げていない)ことが多いので、SNSでの広告出稿やセミナー告知サイト等を利用して集客を試みることになります。
実際にこれらの広告で集客を行ってみると分かりますが、よほど人気のテーマでのセミナー開催以外では数名の参加者を集めるのにも苦労します。
ちなみにフェイスブック広告のクリック率平均は1%で、クリック単価は@100円前後です。もし、あなたの作ったセミナー予約サイトのクオリティが高く、コンヴァージョン(=セミナー申し込み者数÷アクセス数)が5%とあるとします。
この場合、フェイスブック広告で1日に1,000回のインプレッション(=露出回数)が獲得できたとします。これを10日間続けるとインプレッションは10,000回となります。
クリック率が1%ですから、あなたの広告をクリックする人は100人となります。セミナー予約サイトのコンヴァージョンが5%ですから、あなたの開催するセミナーに参加予約する人数は5人です。
参加費が3,000円であれば売り上げは15,000円(5人×3,000円)となります。
(ちなみに一般向けセミナーの場合には参加費3,000円以上になるとコンヴァージョンが大きく下がります。)
そこから広告費10,000円(クリック数100×@100円)と会場費や備品のコストを差し引くと、ほとんど利益はでません。
そのため自主開催セミナー講師として収益を上げるためには、セミナー参加者に対して、後日提供するある程度高額な商品やサービス(単価30万円~)が必要になります。
当然、単価の高い商品やサービスの申し込みを獲得するためには、講師としての高いセールス能力とセミナーの構成自体を戦略的に構築することが求められます。
これらの実現はプロの講師でも苦労するものなので、自主開催セミナー講師にはレベルの高いSNS活用能力、そしてマーケティングやセールス能力も求められます。
人気テーマや時流に乗ったセミナーを開催できれば注目度も上がりますが、競合も多くなるので収益を継続的に確保する難易度としては依頼講演会講師、依頼研修会講師に比べて高くなります。
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■講演費100万円の講師は本物か?
講演費100万円を稼ぐ講師は存在します。それは下記のような人たちです。
・超一流政治家
・超一流芸能人
・超一流経営者
・超一流経済評論家
・超ベストセラー作家
・超一流アスリート
このような人たちはプロダクションに所属しているか、あるいは大手講師派遣会社と契約していて1回の講演で100万円以上の講演料を請求します。
分かりやすく言えば「国民の多くが知っている」人たちです。
そして、下記の人たちで30万円~50万円前後の講演料となります。
・普通の芸能人
・普通のスポーツ選手
・普通のお笑い芸人
・そこそこ名の知れた元アナウンサー
・数万部程度の本が売れた作家
上記では便宜上「普通の」という表現にしていますが、「一流」の人たちと比較しやすくするための言葉であり、侮蔑や軽蔑の意味で用いているわけではありません。
「名前を聞いたことがある」「顔は見たことがある」という程度の認知度を持つ人たちです。
また、10万円~30万円前後の講演料を請求できるのは下記の人になります。
・知名度の低い芸能人
・知名度の低いスポーツ選手
・数冊~10冊程度の出版実績のある作家
・実績のある講演家
「知る人ぞ知る」といった認知度の人たちです。
3万円~10万円前後の講演料を請求するのは下記の人になります。
・地元の士業
・地元の経営者
・業界団体や金融機関の幹部
・初心者講師
また、SNS上で「講演費100万円」と書いている講師を散見しますが、前述のとおり誰でも知っている一流の政治家、芸能人、経営者、経済評論家、作家、オリンピックメダリスト、アスリートであれば「講演費100万円」はあり得ます。
だだし、もし講演実績欄に「倫理法人会」「法人会」「ロータリークラブ」「学校」関係での講演実績が多い場合、これらの団体が主催する講演会はボランティアや寸志での登壇が主になるので「講演費100万円」で登壇している講師である可能性は極めて低い、ということになります。
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オススメする仕事のスタイルとは?
ここまで副業、定年起業、シニア起業、フリーランス活動に講師業が最適な理由や講師業の種類、講師の実態について解説してきました。
ではこれから副業、定年起業、シニア起業、フリーランスとしての活動を考えている人が目指すべき仕事のスタイルとはどのようなものなのでしょうか?
それは私自身の経験から申し上げるとマルチスタイルです。
つまり、肩書としては「講師」というポジションに立ち、仕事としては依頼講演会講師、依頼研修会講師、自主開催セミナー講師のどの仕事にも対応できるようにしておくことです。
マルチスタイルのメリットは下記の3つです。
(1)収入の間口を広げ、複数の収入源を確保できる
(2)自分の適性と需要を見極めることができる
(3)数か月~数年の活動を通して進む方向を絞ることができる
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(1)については講師としてまだ実績の少ない期間は企業や団体、講師派遣会社からの講演依頼や研修依頼はなかなか来ませんが、その時期であっても、自主開催講師としてセミナーを開催し、その様子を動画撮影してオンラインで販売する等の方策をとりながら実績を積み重ね、収入を得ることができます。
反対に自主開催セミナーで参加者が思うように集まらない時期には講演依頼や研修依頼につながる告知活動や情報発信を行ったり、勤務していた企業や組織に外部講師としての営業活動を行い、依頼講演や依頼研修につなげることができるからです。
結果としてマルチスタイルであることが、収入の間口を広げ、複数の収入源を確保できることになります。
(2)については講師として活動を始めて数年は自分の適性や、自分の持っているテーマや内容がどの市場にウケるかが分からないので、間口を広げておいた方が良いということです。
実際に講師活動を始めてみると徐々に「自分は2時間程度の講演会に適性がある」とか「自分の得意なスタイルは数日間にわたる研修会である」とか「少人数が参加する自主開催セミナーが一番楽しい」とか「実習中心の研修会講師として適性がある」とか「自分は経験談を話すことを中心とした講演形式に向いている」といった自分の適性や好みがわかってきます。
たとえば「2時間程度の講演会に適性がある人」が「数日間にわたる研修会」で講師を担当してもストレスがかかり、結果的に良いパフォーマンスにつながらなくなります。するとリピートの依頼も増えなくなります。
あるいは「参加者が20人規模の実習を中心とした研修会講師を担当している時が一番楽しい」と感じている講師が、「数百人を前にして自分が一方的に話すだけの講演会の講師として登壇」してもやはり良いパフォーマンスを発揮することは難しくなります。
自分が講師としてどの分野、規模、テーマ、スタイルが向いているのかは講師としての活動実績を積んでみないとなかなか分かりません。
また、自分の持ちテーマ、話す内容や指導する内容が「依頼講演向き」なのか「依頼研修向き」なのか「自主開催セミナー向き」なのかも、やはりある程度の場数を踏まないと分かりません。
自分では企業の営業マン向けの研修会に適したテーマや内容だと思っていても、実際にはあまりウケず、評価も良くないことがあります。
しかし地方の商工団体が主催する講演会で同じテーマ、内容で登壇したらおおいにウケて、高評価が連発して、評判を聞いた他地域の商工団体からも依頼が続く、ということも実際にあります。
あるいは自分では不動産会社向けのテーマと講演内容だと思っていたのに、小売店の業界団体で登壇したらとても反響があったとか、接客販売員に適した講演内容だと思っていたのに、自動車整備業界の研修会で講師を務めたらおおいに喜ばれ、感謝されたとか、商工団体ではまったく評価されなかったのに自主開催セミナーを告知したら、予想外に多くの参加者が集まった、ということもあります。
つまり、自分の適性やどの市場にニーズがあるのかは実際に登壇回数を重ねてみて初めて分かるのです。
(3)については(2)で説明したようにある程度の期間で講師活動を続けると、自分の適性と市場のニーズが分かってきます。
すると「これからは自分に適性のある依頼講演会講師の仕事だけに絞ってマイペースでやっていこう」とか「今後は評判の良い自主開催セミナーをメインにやっていこう」「新入社員研修が自分の性格にあっているので、これからは研修を中心に行おう」等と適性と市場ニーズと仕事のペースの最適な組み合わせが分かりますので、まさに好きな仕事を、自由に、マイペースで続けることができるようになります。
そのため、講師として活動を始める初期は間口を広げて、収入源を増やし、さらに自分の適性や市場ニーズを確認するためのテストマーケティング期間であると考えてマルチスタイルで講師活動することをお勧めします。
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では、ここまで述べてきたことを踏まえてどうすればあなたがこれまでの知識と経験を生かし、自由に、好きな仕事をしながら、リスクやコストを抑えて、高単価な収入を確保できる講師になれるのでしょうか?
私がコネもツテも人脈も経験もないまったくゼロの状態から、超ド田舎に住みながら、15年間で1,000本以上の講演や研修、セミナーに登壇してきた実体験から言うとそれは下記に要約できます。
(1) 基本戦略は直接戦
(2) 他講師との差別化
(3) 参加者を引き付け、飽きさせず、感動させるコンテンツ作り
(4) 聞き手を惹きつける話し方
(5) 仕事を獲得するマーケティング力とコミュニケーション力
(6) SNSの徹底活用
それぞれについて下記で詳しく説明します。
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(1)基本戦略は直接戦
講師活動も事業なので戦略的な考え方が必要になります。競合が多数存在する中での弱者の戦い方の基本戦略として有名なのはランチェスター弱者の戦略です。
弱者の経営戦略の基本は直接戦、狭域戦、一騎打ち戦、局地戦です。
1つの具体例を挙げると講師派遣会社に登録して講演の依頼を待つ、とか研修会社の講師トレーニングを受講して研修の依頼を待つ、というのは弱者の戦い方としては間違っています。
もし、講師派遣会社に登録をするとすでに登録をしている講師や実績のある講師との競争が発生します。
話を分かりやすくするためにAという講師派遣会社にすでに100人の講師が登録しているとしましょう。
そしてそのA講師派遣会社にあなたも登録をします。A社が講演会の主催者に5人を候補講師として推薦するとします。あなたが選ばれる確率は5/100です。
講演会の主催者のもとにはB社やC社の講師派遣会社も営業に来ていますが、B社やC社も5人ずつの候補講師を推薦したならあなたが選ばれる確率は1/15になります。
つまり最終的にあなたが一人の講師として選ばれる確率は0.3%ということです。
(5/100 × 1/15 = 0.3%)
良い講演テーマや講演内容を持っている講師であっても講師派遣会社から仕事の依頼が来ないと嘆く講師が多いのは、この確率で説明できるのです。
しかも現実には講師派遣会社としては実績のない無名の講師を派遣候補にして、講演の評判が悪いと、講師派遣会社自体の評価も下がり、主催者との関係性が悪くなりますから、駆け出しの講師を候補者に含めることは極めて稀です。
そのため実際には講師として選ばれる確率はさらに低くなります。
講師派遣会社へ登録をする、研修会社に登録をするというのは戦略的に考えると間接戦になります。
弱者の基本戦略は直接戦ですから戦略として間違っています。
実は講師活動を始めようとする人のほとんどが「何社かの講師派遣会社に登録をすれば講演や研修の依頼が来る」と思っていますが、それは幻想です。
弱者の経営戦略の基本は直接戦、狭域戦、一騎打ち戦、局地戦だということを考慮して講師活動を行う必要があります。
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(2)他講師との差別化
下の図をご覧ください。
マーケティングを勉強した方はお分かりの通りこれは「バリュープロポジション」の概念図です。
Aは「お客様が望んでいる価値」です。
Bは「あなたが提供できる価値」です。
お客様が望んでいて、あなたがその価値を提供できるのですからめでたく仕事が成立しそうです・・・でも、現実にはそう簡単にはいきません。
なぜなら市場にはCの競合他社(他者)が存在するからです。
もし、競合他社Cもお客様が望んでいる価値を提供できるのであれば、Aのお客様はBのあなたから価値を買っても、Cの競合他社から買っても良いわけです。
この場合、価格の安い方や実績のある方、ブランドイメージの良い方に仕事は流れます。
講演活動の場合も同じです。講演会や研修会の主催者が望んでいる価値をあなたと他の講師が提供できる場合には、仕事の依頼は実績のある講師や知名度の高い講師に流れます。
そのため駆け出しの講師には不利になります。
しかし、もし「お客様が望んでいる価値」であって、「競合他社には提供ができない価値」で、しかも「あなたが提供できる価値」があれば仕事はあなたに流れます。
これが図のオレンジ色の部分です。
これがバリュープロポジションです。
これから講演活動を始めようとする場合には自分が提供できるバリュープロポジションにあたる講演や研修テーマ、内容、ブランディングを行うと、比較的楽に仕事の依頼が来るようになります。
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(3)参加者を引き付け、飽きさせず、感動させるコンテンツ作り
同じ話であっても話す内容の順序、構成によって聞き手の印象は大きく変わります。
あなたが今までの人生で経験したことを最初から今に至るまで時系列的に話をしても、講演会や研修会、あるいはセミナーの参加者は退屈します。
そのためプロの講師は聴衆を惹きつけて、飽きさせず、しかも感動させるためのいくつかの構成法を理解して、自分の講演や研修のコンテンツ作りに役立てています。
たとえばスピーチやプレゼンテーションではPREP話法という話の構成法がよく使われることはあなたもご存知だと思います。
下図のように自分が伝えたいことを「Point結論」「Reason理由」「Example事例」「Point結論」の順序で話すと、相手に伝わりやすいという代表的な話の構成法の一つです。
このPREP話法と同様に講演会や研修会で応用できるいくつかの構成法があります。
それらの構成法を理解して講演や研修のコンテンツを作ると参加者の満足度が高くなり、あなたの講師としての評価も上がることになります。
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(4)聞き手を惹きつける話し方
下図はメラビアンの法則を示したグラフです。このグラフから分かることの一つはコミュニケーションでは「言葉7%」(=言葉や話の内容)よりも、「話し方38%」の方が影響度合いが高いということです。
分かりやすく言えばせっかく講演会や研修会であなたが良い話をしているにも関わらず、声が小さくて聞きづらかったり、滑舌が悪くて聞き取りにくかったり、自信の無い話し方では講師として良い評価はもらえない、ということです。
広い会場で、大勢の人前で話すことが多い講師には自信とハリのある声、明瞭な口調、説得力のある声量が求められます。
私自身も講演活動を始めてからボイストレーニングスクールへ通いましたが、そこで声の出し方や発声法、呼吸法、滑舌のトレーニングを習得してから講演や研修の依頼も増え、講師としての評価も高くなりました。
プロの俳優や声優、歌手になるわけではありませんが、講師も人前で話すことを生業にする職業であり、話し方は4割近い影響度合いを持っていますので、講師活動を行うに際しては基本的なボイストレーニングは必須になります。
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(5)仕事を獲得するマーケティング力とコミュニケーション力
前述のとおり講師活動を始めようとする人のほとんどが「何社かの講師派遣会社に登録をすれば講演や研修の依頼が来る」と思っています。
しかしそれは幻想であり、講演や研修の依頼が講師派遣会社からコンスタントに入ってくることはありません。
講師業というのはいわゆる「先生業」なので自ら「どうぞ講師としてご用命ください」といった営業活動がしづらいという特徴があります。
講師としての理想は「どうぞいらしてください」と講演会や研修会の主催者から懇願されることです。そのために何を、どうすればよいのかを考えて、行動する必要があります。つまり自己ブランディングです。
また、縁をつなげる、という姿勢が大事です。
たとえばAという業界から声が掛かり、あなたが講演会に登壇したとします。
参加者からの評価も高く、担当者も喜んでいます。めでたし、めでたし・・・ではダメなのです。
せっかくAという業界からお声が掛かり、しかも評判が良かったのですから、この縁を次につなげないといけないのですが、残念ながら多くの講師が良い評判に満足してそこで行動が終わるのです。これではなかなか安定した依頼が入ってこなくなります。
また、講師は参加者を満足させることに成功しても、それだけではリピートの依頼にはつながりません。
なぜなら参加者は講演や研修の主催者、決定権者ではないからです。
講師は常に3者を意識することが大事になります。それが次の仕事につながるのですが、このことを理解している講師も多くはありません。
さらに人は2時間で42%のことを忘れます。1日後には74%のことを忘れます。
そのため講演や研修会の主催者や参加者もあなたの存在をすぐに忘れます。
手前味噌な話で恐縮ですが私は講演や研修のリピート依頼が多く、5回、6回といったリピート依頼はザラにあり、最多では11回のリピート依頼を頂いています。(和歌山県新宮商工会議所様と新潟県佐渡市地域観光課様)
リピート依頼が多くあれば、それだけ収益性も高まり、安定軌道に乗りやすくなります。
私の場合にはある販促活動を行っていることがリピートの主因なのですが、このような活動を行っている講演会講師や研修会講師はほとんど居ません。
また講演や研修の依頼が入りやすい名刺や資料の作成法、そして依頼が増える講演実績の作り方についてもほとんどの講師は何も考えずにムダな活動を行っています。
依頼がコンスタントに入ってくる講師活動のためには講師といえどもマーケティング力とコミュニケーション力が極めて重要なのです。
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(6)SNSの徹底活用
講師の仕事に限らず、商品やサービスが売れるためには次の3つの要素が必要になります。
・認知
・好意と信頼
・配荷
認知とは「そもそも主催者があなたのことを知らなければ講演や研修の依頼は来ない」ということです。
好意と信頼とは「たとえあなたのことを知っていても嫌われたり、不信感を持たれていたら依頼は来ない」ということです。
配荷とは「知っていて、好意を持っていても、連絡方法が分からないと依頼は来ない」ということです。
この3つの中で資金力に限りがあり、ブランド力が無い、新米講師にとって一番難しいことは認知です。
その認知度をコストをかけずに高めるためにも講師活動ではSNSでの情報発信が欠かせません。私自身も講演依頼の大半はSNSでの情報発信によって認知されることから発生しています。
具体的には複数のSNSを活用した情報発信によって認知率を高めて、継続的で有益な情報の発信で好意と信頼を獲得し、連絡方法をシンプルで分かりやすくして配荷を上げています。
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プロ講演家としての活動実績
ここで少し私自身の講師活動についてお話させて下さい。最初に申し上げておきますが私は巷に多い「自称カリスマ講師」や「なんちゃって講師」ではありません。
下記に私の依頼講演会講師や研修会講師としての登壇実績を紹介します。(全部を掲載しきれないので実績の一部です。)
新潟県新潟商工会議所、新潟県加茂市商工会議所青年部、石川県商工会連合会、石川県商工会青年部連合会、石川県七尾鹿島広域商工会、石川県能登鹿北商工会、山形県鶴岡商工会議所、岩手県一関商工会議所、福島県大東町観光物産協議会、福島県商工会連合会、東京都神津島村商工会、茨城県常陸大宮市商工会、新潟県糸魚川ロータリークラブ、岩手県ジョブカフェ久慈、岩手県久慈地域雇用創造協議会、福井県小浜法人会、福井県小浜商工会議所、新潟県くびき野NPOサポートセンター、新潟県広報協議会、埼玉県商工団体連合会、兵庫県南あわじ市商工会、長崎県対馬市商工会、長崎県福江商工会議所、東京都商工会青年部連合会、和歌山県新宮商工会議所、社団法人新潟県農林公社、京都府京丹後市商工会、京都府向日市商工会、大阪府北大阪商工会議所、茨城県ひたちなか商工会議所、茨城県坂東市商工会、富山県高岡商工会議所女性会、
石川県能美市商工会青年部、東京都福生青年会議所、新潟県小千谷商工会議所女性会、新潟県中条町商工会、新潟県知事政策局広報広聴課、山形県米沢市商工会議所、富山県朝日町商工会、埼玉県本庄民主商工会、和歌山県有田川商工会、東京都武蔵野商工会議所、新潟県商工会連合会、石川県鶴来商工会、新潟県豊栄商工会、新潟県西商工会青年部・赤塚商工会青年部・黒崎商工会青年部・豊栄商工会青年部、宮崎県宮崎商工会議所、茨城県石岡商工会議所、新潟県吉田商工会、長野県飯島町商工会、大阪府岸和田市役所商工課、和歌山県海南商工会議所、福島県矢吹町商工会、宮崎県宮崎商工会議所、新潟県妙高高原商工会、北海道旭川地方道新青年会、和歌山県南紀くろしお商工会、埼玉県加須市商工会、富山県富山市北商工会水橋支部女性部、石川県白山商工会議所、長野県大町商工会議所、北海道音更町商工会建設工業部会、北海道帯広地方法人会音更地区会、埼玉県商工会青年部連合会、岡山県総社商工会議所、愛知県江南商工会議所、岐阜県瑞浪商工会議所、新潟県加茂商工会議所、新潟県佐渡地域振興局、和歌山県和歌山商工会議所、石川県羽咋市商工会、
石川県志賀町商工会青年部、兵庫県猪名川町商工会、愛媛県松山商工会議所、栃木県下野市商工会、大分県日田商工会議所、愛知県田原市商工会、滋賀県彦根商工会議所、長崎県対馬市商工会、兵庫県姫路商工会議所、新潟県 村松商工会、滋賀県 近江八幡商工会議所、福井県武生商工会議所、香川県小豆島町商工会、千葉県流山商工会議所、長野県伊那商工会議所、三重県松阪商工会議所青年部、石川県白山商工会議所、広島県呉商工会議所、青森県深浦町商工会、新潟県中魚沼郡市商工会青年部、新潟県新津商工会議所、山梨県昭和町商工会、長野県阿智村商工会、長野県根羽村商工会、長野県平谷村商工会、岐阜県中津川商工会議所、富山県富山市南商工会婦中支部センター、京都府商工会議所青年部連合会、三重県伊勢商工会議所、栃木県岩舟町商工会、埼玉県鳩ヶ谷商工会、富山県魚津商工会議所、京都府城陽商工会議所、富山県氷見商工会議所青年部、福島県いわき商工会議所、富山県立山舟橋商工会女性部、山口県小野田商工会議所青年部、
富山県南砺市商工会井波事務所、京都府宇治商工会議所、日本商工会議所青年部研修委員会、スマイル車検新潟グループ(新潟県)、ワタナベメディアプロダクツ株式会社(東京都・千葉県)、中部飼料株式会社(北海道、青森県、茨城県、東京都、岡山県、鹿児島県)、富山フューチャー開発(富山県)、加藤会計事務所(新潟県)、株式会社さくら総合サービス(愛知県)、日本米穀小売商業組合連合会(北海道、宮城県、東京都、大阪府)、お米マイスター全国ネットワーク、北海道米穀小売商業組合(北海道)、東京都米穀小売商業組合(東京都)、新潟県米穀小売商業組合(新潟県)、富山ICTネット(富山県)、富山県宅地建物取引業協会青年部(富山県)、日本痩身医学協会(東京都、大阪府)、イシグロ農材株式会社(愛知県)、眼鏡専門店ボランタリーチェーンPrime21(東京都、千葉県)、熊日経営セミナー(熊本県)、株式会社鹿島ショッピングセンター(福島県)、西川リビング株式会社(大阪府)、本田会計事務所(富山県)、全日本葬祭業協同組合連合会(京都府)、小千谷理容美容師組合(新潟県、近畿連合清心会(大阪府、東京都)、株式会社船井総合研究所(東京都)、財団法人にいがた産業創造機構(新潟県)、日本能率協会マネジメントセンター 出版事業本部(東京都)、
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株式会社ラポート十日町(新潟県)、社団法人新潟県建設業協会(新潟県)、新潟県理容生活衛生同業組合(新潟県)、東洋医療専門学校(大阪府)、十日町専門店会(新潟県)、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(大阪府)、西川リビング福岡支社(福岡県)、日本製薬商事株式会社(東京都、大阪府)、佐渡地域振興局企画振興部(新潟県)、和歌山地区自動車整備共同組合(和歌山県)、有限会社新興運輸(新潟県)、全国すし研究会(静岡県)、和歌山県理容生活衛生同業組合(和歌山県)、魚沼冷蔵株式会社(新潟県)、新潟県長岡市商工部商業振興課(新潟県)、公益財団法人栃木県産業振興センター(栃木県)、宮崎市地域雇用創造協議会(宮崎県)、茨城県観光物産協会(茨城県)、横浜市経済局商業振興課(神奈川県)、富山県農林振興センター(富山県)、JTB中部(愛知県)、セキショウ共栄会(茨城県)、株式会社古川(神奈川県)、日本製薬商事様・近畿連合清心会(大阪府)、小田原化成株式会社(東京都)、銀座コーチングスクール埼玉校・池袋校(東京都)、東北東芝ITユーザー会(宮城県)、埼玉県中古自動車販売商工組合青年部会(埼玉県)、京都新聞社(京都府)、糸魚川市雇用創造協議会(新潟県)、埼玉県自動車整備振興会川越支部(埼玉県)、日東アリマン株式会社(新潟県)、キャタピラージャパン株式会社(東京都)、いぬの部屋キャンディ(静岡県)、協同組合八食センター(青森県)、北海道大学歯学部同窓会関東支部(東京都)、日本痩身医学協会(東京都)、三井住友海上火災保険株式会社(東京都)、NEC日本電気株式会社(東京都)、東芝ソリューション株式会社(東京都)、NECネクサソリューションズ株式会社(東京都)、富士通株式会社京都支社(京都府)、シャープ株式会社、FANCALファンケル(神奈川県)、パナソニック株式会社(大阪府、神奈川県)
他多数。
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私の最近の講演実績や参加者から頂いた感想は下記に掲載しています。
→ 最近の講演実績
→ 参加者から頂いた手紙やハガキやメール等
私が講師になった経緯は下記に書いてあります。
→ ツルハシを持ったおっさんから人気講師になった男の物語
また、BtoC向け(個人向け)には下記のコンサルティングやコーチングの指導も行っています。
→ 人生を変える個人指導
→ オンライン経営指導・コンサルティング
→ パーソナル・コーチング
下記のように自主開催セミナー講師としてセミナーやワークショップも随時開催・運営しています。
→ 小さな起業の経営講座
→ 人前での話し方集中2日間セミナー
→ ランチェスター経営戦略一点集中4時間セミナー
→ 自分に自信をつける心理学的実践ワークショップ
さらにオンラインで視聴できるセミナー動画等のコンテンツも自ら制作して販売しています。
→ SNSオールインワン動画セミナー
→ ショート動画徹底活用動画セミナー
また、日本のランチェスター経営戦略の第一人者・竹田陽一先生の教材も代理店としてオンラインで販売を行っています。
→ ランチェスター経営戦略DVD
このように私自身で依頼講演会講師、依頼研修会講師、自主開催セミナー講師、さらにはオンラインセミナー講師、オンラインでのセミナー動画の販売までの活動のすべてを行って生計を立ててきました。
そのため、もしあなたが講師としての活動に興味があるのでしたら、私が今までの17年間の講師経験を通して身につけたプロ講師のスキルとテクニック、講師として活動するための知識とノウハウ、そして仕事の獲得の仕方や講師活動の注意点のすべてを指導することができます。
特に同年代の定年後起業やシニア起業、あるいは50代や60代からフリーで講師業にチャレンジしようとしている人たちにはムダな回り道をしている時間はありませんので、もしあなたが講師として活動することを真剣に検討しているのであれば、下記の『講師デビュー実践講座』の案内をお読みください。
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概要
あなたが講師としてデビューし講演活動を行うために、講師として必要な知識とスキルの習得、講演コンテンツの作り方、講演依頼の獲得法、リピート依頼の獲得法、プロ講師としてのボイストレーニング方法、緊張のコントロール法、講演関係者や参加者とのコミュニケーションの取り方、他講師との差別化やポジショニングとブランディングの考え方、自主開催セミナーの具体的な実施方法や注意点、オンラインでのコンテンツ販売法、情報の発信方法、SNSの活用法、講師活動の注意点までのすべてを全6回講座で指導します。
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対象者
副業や定年起業、シニア起業、フリーランスとしてこれから講演会講師やセミナー講師活動を希望する方。
※講師経験の有無は問いません。実績がゼロでもやる気があれば受講可能です。
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第一回 講師の話し方トレーニング(約4時間)
プロスピーカーとしての正しい口の形
かつぜつを良くする3分間ボイストレーニング
心地よい声の周波数を生む発声法
腹式呼吸をマスターする5つの方法
声を遠くまで届けるコツは声帯のリラックスと共鳴にある
聞き手を魅了するパフォーマンススキルの習得
速攻性と実効性のある人前でのあがり症や緊張症、声の震えの克服法
その他
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第二回 講演コンテンツの作り方(約4時間)
講演内容の組み立て方 PREP法講演内容の組み立て方 JKKK話法
講演内容の組み立て方 一理三例法
講演内容の組み立て方 現在過去未来法
講演内容の組み立て方 入れ子法
講演内容の組み立て方 モジュール法
聞き手を引き付け、飽きさせず、感動を生む流れ
心理学的に効果のあるコンテンツ要素とスキル
講演時の資料操作で失敗しないための注意点
その他
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第三回 ポジショニング、ブランディング、マーケティング(約4時間)
講演主催者の種類を理解すると講師デビューしやすい
講演や研修の実勢価格
自分の棚卸と強みの発見・講演テーマの決定・ターゲットの想定
受注につながる肩書とキャッチコピーの作り方
大半の講師が失敗する営業活動の実態
講演依頼を受けるための講師マーケティングを理解する
講演会関係者3者とのコミュニケーションの取り方が大事
受注につながるリアル営業のやり方
講師派遣会社の登録と講演会担当者とのコミュニケーションの取り方
リピート講演依頼獲得のための戦略と戦術
講演依頼が取れる名刺や営業資料、チラシの作り方
依頼が増える講演実績の作り方
オンライン印刷を使った講演資料の作成法
その他
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第四回 講師のSNSの活用法(約4時間)
講演依頼につながるSNSの効果的な使い方
Webサイト制作の大原則
YouTubeの実践的活用法
インスタの実践的活用法
アメブロの実践的活用法
LINEの実践的活用法
メルマガの実践的活用法
ツイッターの実践的活用法
FBの実践的活用法
ショート動画の実践的活用法
自社媒体構築の重要性について
その他
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第五回 自主開催セミナーの実施とオンラインコンテンツの販売(約4時間)
自主開催セミナーのスケジュール管理
会場の確保の仕方
参加者の募集
当日の進行手順
フロントエンドとバックエンドの理解
バックエンド(収益商品やサービス)への誘導
自主開催セミナーの注意点
オンラインコンテンツの最も簡単な制作方法
販売サイトの作り方
コンテンツ販売サービスの活用法
オンラインコンテンツ・マーケティング
オンライン決済の使い方
コンテンツ販売の注意点
その他
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第六回 実技発表とアドバイス(約4時間)
講演実技発表とアドバイス
講座全般での履修内容に関する質疑応答
カリキュラムのフォロー
その他
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特典 その1
全ての指導を最後まで受けた方には特典として受講後半年の間に3回のオンラインコンサルティング(各回約1時間)を行います。
オンラインコンサルティングはZoomを使用します。
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特典 その2
酒井とし夫の出版書籍「心理マーケティング100の法則」「小さくはじめる起業の教科書」「人生が大きく変わる話し方100の法則」「売れる営業のルール」「売上が3倍上がる!販促のコツ48」「どん底からの大逆転!」の中からご希望の一冊をプレゼントします。
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特典 その3
オンラインで有料販売している動画セミナー『アガリ症・緊張症克服セミナー』(収録時間1時間20分)をプレゼントします。動画セミナー『アガリ症・緊張症克服セミナー』は専用サイトで24時間いつでも視聴できます。
この動画セミナーでは「意識とエネルギーの流れとは?」「メンターのアガリ症克服の教え」「アガリ症や緊張症の人の特徴」「アガリを招くの2大要因」「心理学者R・ヤーキーズの実験」「緊張の中で最高のパフォーマンスを出す法方法」「極度のアガリ症だった私が100人の前で話せるようになったワケ」「アガリ症や緊張症を克服する黄金ルール」「タイプ別リラックスの具体的方法」他を紹介しています。
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指導方法
オンラインでのマンツーマン指導(Zoom使用)です。
原則として月一回×6回の指導となります。指導日時は相談のうえ決定します。
※月二回以上の指導を希望する方はお問合せください。
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受講費
お一人 : 239,000円円(税込)
※参加予約後10日以内に銀行振込またはクレジットカード決済をお願いします。
※分割払いについてはお問合せください。
※参加キャンセルについて/第一回指導日の14日前までにご連絡頂いた場合には参加費の全額をご指定の口座へ振り込み返金します。第一回指導日の前日~13日前までの期間でのキャンセルの場合には参加費の50%をご指定の口座へ振り込み返金します。第一回指導日当日以降のキャンセルの場合の返金は行いません。
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指導を希望される方へ
指導を希望する方には事前にオンライン面談を行います。面談ではあなたの希望や想いを伺い、指導を行う場合にはスケジュールの調整を行います。
面談時間は30分程度を予定しています。
面談を希望する方は下記バナーをクリックしてください。表示される登録フォームに必要事項を記入のうえご予約ください。
(登録頂いたメールアドレス宛に自動返信メールが送信されますのでご確認ください。)
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注意事項
下記のような方は受講をご遠慮ください。
・他力本願な方
・楽して儲けたい方
・積極的に学ぶ気持ちの無い方
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問い合せ
「講師デビュー実践講座」に関するお問い合わせは下記までお願いします。
オフィス:ファーストアドバンテージ(有)
949-0303 新潟県糸魚川市田海2886-1 担当:酒井、池田
電 話:025-562-2715
メール
インスタグラム
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講師ほど素敵な生き方はない
最後までお読み頂きありがとうございます。
私は現在も現役講師として日本全国の講演会場、研修会場、セミナー会場に登壇しています。
毎回、参加者の皆さんに「役に立った!」「楽しかった!」「元気が出た!」と言ってもらえるような講演、研修、セミナーを行うことを心がけています。
そんな私の仕事人生は決して順風満帆だったわけではありません。
こちらの「ツルハシ物語」にも書きましたが、私は40歳の時に無職無収入になり、さらに全治6か月の大怪我をしてしまい、病院のベッドの上で途方に暮れていました。
その後、縁あって年間に200回以上の依頼講演を受ける人気講師である木越和夫先生に出会い、講師としての道を歩むことになりました。
私は木越和夫先生に
『あなたの知識と経験や考え方は人の役に立つと思う。講師になればいいのに』
と言われるまでは、一度も「講師になろう」と考えたことはありませんでした。
しかし、登壇回数を重ね講演や研修会参加者の皆さんの喜ぶ顔を目の当たりにして
「これは天職だ」
と思えるようになりました。
そして各地を周るうちに日本のランチェスター経営戦略の第一人者である竹田陽一先生、さらには累計講演回数が7,000回を超える田中真澄先生に出会い多くのことを教えて頂き、講師としての累計講演回数1,000回という実績を積み重ねることができました。
その講師登壇経験から、私は次のことを断言できます。
講師という仕事は経験やスキルを生かすことができ、社会の役に立ち、多くの人々に喜んでもらえ、大勢の魅力的な人たちと出会うことができる素敵な仕事です。
しかも定年がないので人生100年時代においては生涯現役で自由に自分のペースで活動することができます。
もし、あなたがそんな講師という生き方に興味があり、これからの人生で講師活動に取り組んでみたい・・・そんな気持ちを持っているのであれば、私の17年以上におよぶ講師活動で得た知識、経験、スキルのすべてを『講師デビュー実践講座』を通して真剣にあなたに指導することができます。
「自分にできるだろうか?」「この年からでもできるだろうか?」と心配される方もいるかもしれませんが、私の経験から言えば会社やお店で10年以上の実務経験がある50代以上の方であれば講師として活動するコンテンツ(講演や研修、セミナーの内容)を作ることができます。
また講師というのは50代以上の年齢層の方が経験と実績と信頼感があるので活動しやすくなります。
そのためご興味、関心のある方はぜひお気軽に予約フォームから面談の申請を送ってください。
あなたとお会いできることを本当に楽しみにしています!
追伸
私も毎月、各地の講演会、研修会、セミナーに登壇しているので指導の受付は毎月2名限定とさせて頂きます。
毎月の受付定員に達した場合には指導開始は定員に空きができてからとなりますことをご了承ください。指導の空き状況は面談した方に優先的に案内を送らせて頂きます。
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指導者プロフィール
講演会公式サイト
累計講演回数1000回超プロ講師/ランチェスター経営認定講師/米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター/米国NLP心理学協会プラクティショナー/全米NLP協会プラクティショナー/米国NLP心理学協会コーチ/GCSコーチングコーチ/コミュニケーション心理学1級/コミュニケーション能力1級/コミュニケーション心理学マスター/LABプロ・プラクティショナー
1962年4月10日生まれ。新潟在住。立教大学社会学部卒業後、中堅広告代理店勤務。その後、広告制作会社を設立。以降、広告制作、モデル派遣、撮影ディレクション、アイデア商品販売、キャラクターグッズ販売、露天商、パソコン家庭教師派遣事業、パソコン教室、インターネット通販、コンサルティング事業等数々のビジネスを立ち上げる。
ビジネスE-Book、CD、セミナーDVDを5年間で1万3900本以上販売した情報起業家として、経営者や起業志望者を応援する講演家として大いに注目されている。現在、北海道から九州まで日本全国の商工会議所、商工会、行政団体、上場企業、一般企業から累計1000回以上の講演依頼を受ける人気講師として活躍中。
メルマガ「商売心理学」は読者数2万人を超え、日本一のメルマガ配信スタンドまぐまぐで殿堂入りメルマガとして認定。フェイスブックのファン数は8,400人超えて個人ページとしては日本トップクラス。
ランチェスター経営・竹田陽一氏認定講師でもあり、講演活動の師は日本一の人気講師にも選ばれた木越和夫氏。最先端心理学の米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター資格、コーチ資格も有し、ビジネスでのセールス、交渉、コミュニケーションに活かすビジネス心理学をもとにした講演・研修が好評。
▼マスコミ掲載履歴
雑誌「プレジデント」、フジテレビ「とくダネ!」、にいがた産業創造機構NOCOPRESS、日本経済新聞、朝日新聞デジタル、商経アドバイス、エスカイヤクラブ月刊誌、新潟経済リサーチセンター「にいがたの現在・未来」、週刊トラベルジャーナル、FMにいがた、OBSラジオ、島原新聞、新潟日報新聞 他多数
▼講演実績概要
累計講演回数1000回、講演講師歴15年。パナソニック、富士通、ファンケル、山崎製パン、ENEOS、NEC、三井住友海上火災保険、東芝ソリューション、シャープ、キャタピラージャパン、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、船井総研、関塾、西川リビング、仙台銀行、第四銀行、新潟県庁、横浜市経済局、お米マイスター全国ネットワーク、全日本葬祭業協同組合連合会、財団法人にいがた産業創造機構、日本能率協会マネジメントセンター、日本製薬商事、佐渡地域振興局、自動車整備共同組合、全国すし研究会、理容生活衛生同業組合、新潟県長岡市商工部商業振興課、公益財団法人栃木県産業振興センター、宮崎市地域雇用創造協議会をはじめとする上場企業、一般企業、金融機関、行政機関で多数講演実績有り。また商工会議所、商工会、連合会、YEG、JC、JCIでも北海道から九州まで全国各都道府県で講演実績有り。
▼酒井とし夫の本
「売れる営業のルール」「小さくはじめる起業の教科書」「心理マーケティング100の法則」「人生が大きく変わる話し方100の法則」「予算ゼロでも効果がすぐ出る 売り上げが3倍上がる!販促のコツ48」、「小さな会社が低予算ですぐにできる広告宣伝心理術」、「売れるキャッチコピーがスラスラ書ける本」他
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特定商取引法に基づく表記・個人情報保護方針他
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